五箇山(富山)合掌造り集落を訪ねて vol.2

《相倉合掌造り集落》DSC_3766DSC_3780
菅沼合掌造り集落から約10kmほど離れて、相倉合掌造り集落はある。

集落の入り口から、だらだら坂の両側に絶妙な間隔で合掌造りの建物がならぶ。規模的には菅沼地区の3倍はあろうか。
稲刈りが進み、田んぼには稲架掛け(はぜかけ、はざかけ)された稲のむこうに合掌造りの建物が見える。
“変わる”勇気もしんどいが、“変わらない”努力も大変なものを感じる。DSC_3763

どちらの集落も、そこに暮らす人がいる。
ヨーロッパにも“民家園”という300年、500年前の建物をミュージアムとして各地にあるが、南ボヘミアのHolašovice(ホランショヴィツェ)世界遺産のように、そこには子供を育て、学校に通わせる生活がある。温もりがある。

Holašovice(ホランショヴィツェ)住民にとって、世界遺産かどうかは大した問題なのではないか?
「ただ、これまで通り、当たり前の生活をしていくだけのこと」と言っているような気がした。

冬の五箇山、もう一度行きたいものだ。

2017年09月20日 | Posted in 建物探訪記