信州 戸隠三社を訪ねる旅 『奥社』
日本神話にある、太陽神である天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩屋に隠れた時、怪力の天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)が開け放った岩戸が飛んできてできたのが“戸隠山”になったと言われている。
戸隠神社は、そんな戸隠山の麓に、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなる、創建以来二千年余りに及ぶ歴史を刻む神社です。
紅葉の始まった戸隠を散策した。
『奥社』
奥社に参拝するには約2キロの参道を徒歩で行くしかない。ハイヒールで来た若いカップルは後で後悔することになる。広葉樹の参道から、樹齢約400年とも言われる杉並木にかわるころ、萱葺きの赤い“随神門”がある。大概の人がここらあたりで、息があがっていることに気が付く。ここが中間点だ。
奥社への参拝は“登拝”と言われ、岩場あり、階段ありの坂道が1キロほど続き、ようやく天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)を祀る『奥社』にたどり着く。
戸隠神社の御本社として心願成就、五穀豊熟、スポーツ必勝などの御神徳が広宣されており、多くの“登拝者”が訪れる。
あと1ヶ月もすると、奥社は雪に閉ざされ、冬の眠りにつくことになる。
《ちょっとおまけ》
戸隠といえば、“蕎麦”。最近人気の店は「うずら家」と「そばの実」だ。
今回は「そばの実」で蕎麦を楽しんだ。
両店とも、休日は長時間の行列を覚悟で。
2015年10月21日 | Posted in 旅行記 |